転移 検診結果
肝転移疑いと診断されてから一度は手術日まで決まり、入院直前の検査で転移ではないかもしれないと言われ、1か月ごとの検査を受けている。
腫瘍性の病変の可能性が低いと言われても気の休まる思いにはなれず、今回も病変の変化に期待と不安を抱きながら検査を受けた。
結果。
影が消えました。
と
前回と比較すると薄っすらあるようにも見えるが今回だけで見ると病変とは気づかないくらい存在感がなくなっている。
今回は転移ではなく手術前後に沢山薬を使ったりしたので肝臓に負担がきていて炎症を起こしていたのかもしれませんね。
とのことだった。
嬉しくて呆然としてしまった。
安心はできないと頭で考えつつも心が緩む。
病気は自分の力の及ばないことばかりで何をどう頑張ったら克服できるのかなんて考えることさえも無意味に思えていたが、やっと自分にできることが探せそうな気持になれた。
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肝転移ではない可能性?
膵内分泌腫瘍切除後合併症の膵嚢胞治療時に発覚した肝臓の腫瘍性病変。
約2ヶ月後に手術予定となり必要な術前検査を行って手術日も決定。
少し間が空くとの理由で病変の経過を診るために手術入院直前に行ったCT造影で病変の画像が発覚時より薄くなり、画像診断では腫瘍性病変の可能性は低く循環障害や炎症性の病変の可能性が高いという結論だった。
新たに紹介された肝臓外科の主治医からは急いで手術するよりも様子をみていく方がよいのではないかと提案された。
転移の可能性も完全には否定できないがこのまま病変が消失する可能性もあるのだという。
手術しなくてもいいかもしれないという可能性に期待を抱きつつも転移だったら様子を見ている間に良性から悪性に進行してしまわないかという不安も多きい。
膵腫瘍の痛みが出現してから繰り返している入退院で2歳の息子は私から離れようとしない日々が続き、最近ようやく警戒せずに祖父母のもとに駆け寄るようになってきている。
そんな息子との今を大切にしたい。
でも、どうか転移ではありませんように、転移だとしても悪性化しませんように。
1か月後、MRI 造影の結果は1か月前と同じ。
腫瘍性病変の可能性は低く循環障害や炎症性の病変の可能性が高いという結論だった。
もしかしたら前回より影が薄くなっているかもしれないという期待はもろくも崩れ、転移の可能性が否定できないという事実が胸に突き刺さる。
もうすぐで次の1ヶ月ご検診がこようとしている。
息子との未来を繋ぐためならいつ手術と言われても受け止める覚悟を固め、今というかけがえのない時間を愛おしみながら。
今までもこれからも思いがけない現実を正面から受け止めて支えてくれている夫と無邪気に求めてくれる息子の支えに感謝します。
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肝転移
膵腫瘍の術後合併症膵嚢胞の治療から1ヶ月が経過。
内瘻のステントがしっかり機能しているようで多少の違和感はあるものの痛みはほとんどなく日常生活は問題なく過ごせている。
頓服の整腸剤と緩下剤は処方されているものの、飲まずに過ごせている。
体力も回復しこのまま順調に…。
と思っていたのだが、膵嚢胞治療のステント造設時のMRI・CT検査で肝臓に1.75㎝の腫瘍性病変が見つかった。
膵腫瘍の術前・術後検査にははっきりとした病変はなく4ヶ月程の間に病変が進行したものとみられる。
超音波造影検査で腫瘍の精密検査を行ったが超音波検査では病変がはっきりとは写らず肝生検も行えなかったためPET検査を行った。
結果は良性で膵腫瘍からの転移疑いと診断された。
そして、腫瘍の切除が必要だとも…。
良性でも転移が起こる。
それはこれからもずっと脅威になる。
ただ、原発が良性ということは今後起こりうる転移も良性の可能性が高いのではないかと思うこともできる。
良性ならば取ってしまえば命が繋がる。
息子の成長を見守ることができる。
生きて母として居続ける事ができるならどんな手術も乗り越える。
例え何回起ころうと。
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膵体尾部・脾臓合併切除後の膵仮性嚢胞治療
術後1ヶ月頃発症した仮性膵嚢胞が痛みを伴って徐々に成長し大学病院での精密検査と治療が始まった。
先ずは1日目、採血・レントゲン・心電図・検尿・MRI造影
2日目、採血・CT造影
3日目、超音波内視鏡・透視下ドレナージ(経胃的外漏内漏増設)
前日の夕食後から絶食開始、飲水可で当日朝から点滴開始(2000ml/日・抗生剤2回/日)
治療中は意識なく、終わった時だったのか1度体の向きを変えるときに一瞬目覚めた記憶はあるもののしっかり目覚めたのは自分のベットの上だった。
治療後は飲水も不可となり、外漏の細いチューブが胃から鼻を通りパックが繋がれていた。
鼻と喉の違和感が強く、喉は特に反射刺激のため何度も吐きそうになったりむせたりした。
4日目、朝採血して炎症反応もアミラーゼも問題なく飲水可となり、粘膜が乾燥してチューブが張り付き痛みを感じるようになっていた喉に潤いが戻って少し楽になった。
6日目、再び採血し結果に問題もなくこの日から食事(全粥)が開始された。
8日目、再び採血し結果も問題なくこの日から食事が常食になった。
10日目、採血・CT造影・胃カメラが行われ、嚢胞はほぼつぶれており問題も無いとのことで外漏チューブが抜去された。
嚢胞内の成分はアミラーゼ値が20000以上ありほぼ膵液と診断され、問題となるような成分は検出されなかったとのことだった。
また、ステント増設時に嚢胞内の液はほとんど抽出していたため外漏にはほとんど排液はなくチューブ内に少量みられるだけだった。色は茶褐色で混濁していて汚かったが上記した通り問題はなかったようだ。
ステント増設後の痛みに関しては食事の後や同じ姿勢を続けた時などに胃の辺りが張るような感じは度々あるものの以前のような激痛はなく時々チクチクした痛みがあるくらいで嚢胞の圧迫感はほとんど感じなくなった。
膵体尾部・脾臓合併切除術後の仮性膵嚢胞の痛み ~治療に向けて~
膵内分泌腫瘍の手術(膵体尾部・脾臓合併切除術)から4ヶ月が経過した。
術後1週間は手術を受けた大学病院で経過観察し、その後地元の総合病院で1週間入院して実家で2週間程療養し自宅に帰った。
術後1ヶ月頃急な背部痛と腹痛が起こり地元の総合病院で検査と鎮痛剤投与を受けそのまま入院、痛みの原因は特定されず術後膵仮性嚢胞・胆石発作疑い・急性腹症・便秘等の病名が付けられ1週間程で退院した。
術後2ヶ月半頃再び急な背部痛と腹痛が起こり入院。
前回の膵仮性嚢胞が2cmから3cmになっており、痛みの部位も嚢胞と一致していたが術後の仮性嚢胞が痛くなることは稀で痛みの原因と特定しずらいとのことで急性腹症とされて5日で退院。
その2週間後(術後3ヶ月)再び急な背部痛と腹痛で総合病院に行き鎮痛剤投与。
入院した方がいいかもと言われたが子供が小さく出来れば帰りたいと話すと帰宅が許された。
しかし、3日後再び急な背部痛と腹痛が起こり造影CTで仮性嚢胞が5.5cmになっており痛みの頻度も高いため大学病院に連絡し翌週受診となり、それまで安静と検査目的の入院となった。
大学病院受診の結果、内科にて仮性嚢胞のドレナージを行った方が良いだろうとのことで術後4ヶ月、大学病院に治療目的の入院となった。
今回の検査で仮性嚢胞は6cm弱になっており、明日治療する予定となった。
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膵体尾部・脾臓合併切除術後の仮性膵嚢胞の痛み
膵内分泌腫瘍の手術から約1ヶ月経過した頃、膵臓を切除した辺りに激痛が出現し再入院になった。その時は膵臓の切除部分に2cm程の仮性膵嚢胞と0.5mm程の胆石、腸内のガスや便の充満があり、採血データには炎症反応もアミラーゼの異常などもなく、しばらく絶食して痛みの増強がなく食事開始後も痛みの増強がないことを確認して退院になった。
そして、更に1ヶ月経過して再び同じところに痛みの増強があり入院。
前回の入院から胆石症の治療でウルサミック錠の内服をしていたせいか今回のエコーでは胆石は見当たらずCTでは仮性膵嚢胞が少し大きくなっているとのことだった。
今回もまずは絶食して痛みの増強がないことを確認して食事が開始され痛みの増強がなかったので退院となった。
医師からは膵臓の手術は手術自体も大変だし手術後も何かしらトラブルがつきものだと思っておいた方が良い。
今のところ手術後のトラブルとしては想定内だからそんなに心配は要らないですよ。と説明された。
手術後、少しずつ家事も出来るようになってきて希望を感じ始めていたところに2回目の再入院は精神的ダメージが大きくまた子供に不安な想いをさせてしまうことに胸を締め付けられる想いになっていたが、医師の言葉に少し救われる思いだった。
食事は入院中低脂肪食だったが膵臓全摘出ではないので摂りすぎにならないよう気をつければバランスよく通常の食事で構わないとのことだった。
まだまだ無理はできないけれど、少しずつ家族との生活を守っていけるよう頑張りたい。
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病理検査結果
膵内分泌腫瘍と診断を受けて膵体部~尾部と脾臓の摘出を行って1ヶ月以上が経過し、摘出した臓器の病理検査結果が出た。
手術当時の診断と同じ膵内分泌腫瘍。
つまり、悪性とされるものはなかったとのことだった。
しかし、腫瘍のサイズが6.8cm と大きいため今後同じような腫瘍ができてもおかしくなく、3ヶ月クールの検査、診断が必要とのことだった。
とは言うものの、悪性が否定されたので抗がん剤などの治療は必要ないとも言われた。
ただし、膵臓の摘出による消化吸収の低下が考えられるため消化酵素の内服を薦められた。
毎食後に4錠ずつ、1日に12錠の内服になるらしい。
何れは飲まなくてもよくなるらしいのだが、術後暫くは内服した方が良いとのことだ。
家事や育児もまだ十分にはできず、食事を作れば横になり食欲不振になったり、子供を抱っこしたくても思うようにはいかなかったり、掃除しようにも直ぐに疲れたりお腹が張ったり背中が痛くなったり、日常生活に戻った途端に自分の出来ないことを沢山突きつけられて辛い気持ちになるけれど、命があるだけでも幸せだと思わなきゃいけない。
見た目元気な姿に『良かったね』と言われる度に死を覚悟した時のことを思い出す。
息子と夫、支えてくれた家族や友人のためにも自分の命を大切に生かしたいと思う。
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