大学転院

自己免疫性膵炎疑いから膵腫瘍が判明した時点で大学病院への転院が決定。
充実性偽乳頭腫瘍Solid-pseudopapillarytumor (SPT)疑いだった。
それまで膵炎治療の為、毎日1500mlの補液と1000mlの酵素阻害薬の点滴を絶食しながら5日間受けた。
しかし、ここに来て治療方針は大きく変わり、食事が開始され1週間後の転院までにできる術前検査が行われた。
転院前日には転院準備のため退院し、ちょうどその日に息を引き取った祖母のような大叔母に会う事ができた。
まるでその日に合わせてくれたように思わせる大叔母の生きざまを家族と偲んだ後、帰宅し姉に預けている息子の身の回りの物を整理し、入院の準備をした。
2世帯同居中の義両親に挨拶をし、夫と息子のお迎えに向かった。
久しぶりに家族水入らずで過ごし、私から離れまいとベッタリな息子を愛しく思いながら、これから始まる長い闘いに負けるわけにはいかないと思わされた。